ウイグル巡検その4(トルファン観光2日目)

5/2

8:00頃起床。
砂漠の夜は寒いともいうが、同時期の仙台に比べれば全然暖かい。
その上からっとしていて過ごしやすかった。
気持ちよく眠れた。

朝食は近所の屋台で買った揚げたての揚げパンとできたてのマンタ。
屋台のおじさんが揚げてるの見てた時から絶対うまいに違いないって思ってたし、実際にうまかった。
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今日は1日をフルで使ってトルファン市内を観光。
ホテルに頼んでタクシーを400元(6800円ぐらい?)でチャーターしてもらう。
図の緑色のルートに沿って廻る。
緑色のルートはモデルルートの一例のようで、実際に回ったルートは少し違かった。
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■今回のルート

ホテル
>火焔山・千仏洞
>アスタナ古墳
>高昌故城
>吐峪溝(トユク)のウイグル人の村
>葡萄溝
>ホテル

前日は曇っていてそんなに気温も上がらなかった(30度より少し低いくらい)が、今日は快晴で30度を超えるそうなので覚悟が必要だ。

タクシーに乗って火焔山・千仏洞に向かう。
郊外に出て、高速道路に入り砂漠の中を西へ西へと走る。
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いったいこれは何だろう・・・。 f:id:tosei0128:20190603211139j:plain

火焔山・千仏洞

火焔山を登る。砂の上を歩くのでさえ大変なのに、砂でできた山を登るのはもっと大変だ。
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上ってもさらにその先に山がある。
昨日ホテルで会った日本人の方が頑張って山を登っていた(山の中腹に小さな点がそう)
結局、折れて途中で降りてしまったようだが・・・。
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続いて千仏洞を観光。
宗教施設のため、内部は撮影禁止なので外観だけ。
壁画の写真撮って監視してる人に怒られてる中国人観光客がちらほらいた・・・。
壁画がガラスで保護されてるのは触る人がいるからだろうか・・・。
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アスタナ古墳

次はアスタナ古墳。
写真の庭園の右側に古墳があるけど、撮影は恐れ多いので庭園だけ撮った。
砂漠の中に唐王朝を思わせる建築があるのは不思議で面白い。
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櫓からはブドウ園がよく見える。
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「農薬をまいたから食べるな」という意味かと思われる。
食べる人がいるんですかねえ・・・。 f:id:tosei0128:20190603215621j:plain

高昌故城

次は高昌故城。
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博物館があり、西域の歴史に関連するものがいろいろ展示されている。
玄奘法師がインドを回った時のルートが記されている。見てるだけで楽しい。
昔の人はこんな過酷な砂漠地帯を車も鉄道も使わず移動したのかと思うと頭が下がる。
それから、インドの地名が全部当て字なせいで全然わからん!
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博物館を出ると、高昌故城へ続く道路。
バスもあるが、せっかくだし歩くかーと思い歩いてみる。
この選択が後々後悔を生むことになるとは・・・。
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高昌故城内に入る。
すごい!あたり一面の砂漠!
灼熱と静寂に包まれた、自分以外に誰もいない限界の中の限界を極めた世界。
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しかし、熱い。5月上旬だがなんと35度近くある。
これが中国一の灼熱の地トルファンの本気か・・・。
このままでは熱中症になってしまう。博物館から出てきたバスに乗り込む。

こんな感じの遺跡が城内各地にあるようだが、熱さで体力が切れてほとんど回れず終わってしまった。
これが先ほど述べた「後悔」である。
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しかし、あのあたり一面砂漠と遺跡だけの風景を独り占め出来た経験は忘れられないものとなった。
ウイグルで一番思い出に残る風景だったのは言うまでもない。

吐峪溝(トユク)のウイグル人の村

次は吐峪溝(トユク)というウイグル人が暮らす村に行く。

途中、見つけた瓜畑(野菜の栽培が趣味だからこういうのは見てて楽しい)
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遅めの昼を食べる。ラグメンというウイグル風焼うどん。
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村自体はいかにも観光客を意識して作った感が満載で微妙だった。
トルファンの街中からかなり離れたところにあるが、わざわざ行く価値はないかも。
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あっでも、ラグメン食べてる時にウルムチから来たという中国人グループに話しかけられて小一時間話せたのは楽しかった。
微信のIDを教えてくれて、あとで微信ダウンロードしてここに友達申請してねって言われたんだけど探しても見つからなかった・・・(悲しみ)

あとはすごい流ちょうな日本語をしゃべる中国人に「日本の方ですか!?」って話しかけられてびっくりした。
ウイグルはすごいものものしいとこだけど、面白いんで楽しんでってください!」と言われた。(ちなみにこの後行った葡萄溝でも会った)

葡萄溝に向かう途中に取ったkm標識。真ん中の地名なんて読むのか気になる・・・。
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葡萄溝

そして本日最後の観光は葡萄溝。
ここで時間の都合で、チャーターしたタクシーとはお別れ。

ゲートからバスに乗って20~30分ぐらい揺られる。
名前の通り、葡萄園と用水路が広がっている。
野菜の栽培が趣味だから、草木を見るのは楽しい。
こういう風景はいくら見ても飽きない。
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葡萄溝のゲートでタクシーを捕まえ、偶然居合わせた中国人2人組と一緒に乗る。
途中、翻訳機を介して会話をした。
「~~~~」>(翻訳機)>「あなたは中国語は分かるが、漢字は分かりません」←いや逆だろ笑

こうして長い長いトルファン観光を終え、ホテルに着いたのであった。


ホテルでは昨日会った日本人の他に、中国人数人が談笑していた。
これから夜を食べに行くとのことなのでついていく。

今日も夜のトルファン市街地を行く。
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よさそうな店を見つけたので入る。
ウイグル語しか書いてないのでもはや読めない。
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黄面涼皮という冷やし麺。少し辛い。
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遺跡と砂漠の旅を終えて食べる羊肉はうまい。
羊肉をたくさん食べれて満足。
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ウイグル巡検その5へ続く
everwell.hatenablog.com