ウイグル巡検その3(新疆入国~トルファン観光1日目まで)

※2019/9/29 追記
シルクロード特快(Z40)の動画をアップしました。

5/1

7:00頃起床。中国人は話し声がうるさいが、こういうときは目覚ましになるのでとても助かる。
現在地を確認したところ、甘粛省から新疆ウイグル自治区に入ったようだ。 f:id:tosei0128:20190601113125j:plain

実際の時間は北京標準時よりも2時間遅れているので、5:00相当だが外は十分に明るい。
外を見れば遮るものが一切ない一面の砂漠。
無事令和初日の出を拝むことができた。
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ハミ駅に到着。 ウイグル語が併記されている。
アラビア文字があるせいか急に遠く離れた異国に来た感じがする。
砂漠なうえ早朝なので非常に寒い。
本当にこれから中国一暑い地と言われている灼熱地獄トルファンに行くのだろうか? f:id:tosei0128:20190601111356j:plain

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ハミを過ぎると、再びあたり一面砂漠に戻る。
砂漠というとさらさらした砂地が広がっているイメージがある。(これを「砂砂漠」と言う。)
ウイグルでは砂砂漠が見れると思っていたが、実際に眼前に広がったのは岩石だらけのごつごつした風景(「礫砂漠」や「岩石砂漠」と言う)だ。
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砂漠の風景を楽しんでいるところ、公安に声をかけられた。
どうやら取り調べがあるようだ。

・何しに新彊に来たのか、いつまでいるのか、どこの都市に行くのか?
・中国や新疆に知り合いはいるか?(いる場合は多分名前や住所を聞かれるのだろう)
・住所、電話番号、職業などの個人情報
等の質問を受けた。
公安は地元ハミ市の警官らしく、英語は話せず、翻訳機を介しての会話となった。

中でも困ったのは、ビザを持っているか?と聞かれたことだ。(今回の巡検は15日以内の滞在のためビザを持っていない。)
後で知ったのだが、現地の公安には、日本人の場合は15日以内の滞在ならビザが不要であることを知らない人が多いとのことだ。
翻訳機を介して話しているうちに、事情を理解したのかOKと言ってくれたが、正直内心超不安だった。

10時ごろ、トルファン北駅に到着。
2日間お世話になりました!
ありがとう!さようなら!
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駅を出るといきなり警官に声を掛けられる。ついてこいと言っているようだ。
しばらくすると、翻訳機を介して「これから登録のため、警察署に行きます」と。(これを最初に言ってほしい)
警察署にて写真を撮られ、携帯の番号と滞在予定のホテルを伝える。

トルファン北駅
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日本語超上手いウイグル人に「480元でタクシーチャーターしないか?」と声をかけられたが、何か怪しい感じがするのでスルー。
どこに行くのか正直よくわからないが、市の中心に行きそうなバスに乗る。
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カレーズ(用水路。イランのカナートのようなもの)と伝統的な建築物が数多く残る通りを抜ける。
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終点に着。トルファン市の中心街にいるようだ。
ここから歩いてホテルへ向かう。 f:id:tosei0128:20190601120422j:plain

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中国語と共産主義っぽいスローガンと、アラビア文字イスラム風な街並みが混じっているとても不思議な風景。
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観光地にいくのもいいが、こういう何事もないような日常的な風景を見るのも楽しい。
(これは中国というよりは完全に中央アジアの風景ですね・・・)
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はっ!一つ曲がるところを間違えてしまったようだ。
荷物が多くて暑くてだるいが頑張って曲がったところまで戻るか・・・。

地元の年寄りと孫っぽい人たちが道に迷っていることを悟ったのか、話しかけてきた。
どこに行くのか、と聞いているように感じた。
「达卜(Dap、宿泊予定のホテル名)」と言ったら、孫がついてこいと言う感じなのでついていく。

ここを進めばホテルに行けるようだ。ありがたい。
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無事宿泊予定のホテル「Dap(达卜) youth hostel」に着いた。中央アジア情緒があふれている。 f:id:tosei0128:20190602222123j:plain

昼を食べる。
本場ウイグルのナン。模様が綺麗。
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マンタ(要するに饅頭)。羊肉のひき肉が使われている。
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今日はトルファン市街の西のはずれにある遺跡「交河故城」に行く。
ホテルを出て、タクシーを捕まえる。
運転が非常に粗くて怖い。
歩行者が横断歩道のないところを渡っていても減速しようとせず、クラクションを連打するだけ(横断歩道がないところを渡る歩行者も歩行者だが・・・)
前にのろのろ動いている車があればクラクション連打。そしてタイミングを見て追い越す。

さて、交河故城に到着。
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最初の建物は内部が博物館のような感じになっている。
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世界史の教科書で見たことがある人の像がいくつか。(他には班超・李広利もいた。いずれも西域探検で多大な功績を残した方々だね)
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博物館のような感じの建物を抜けると、遺跡まで行くバス乗り場があった。
バスは有料なうえ、せまっ苦しい感じがするので歩いて遺跡まで行くことに。
木々が生い茂っており、川が流れていて砂漠の中にいる感じがしない。
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遺跡を回る。
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遺跡全体を一望できる高台スポット。これは完全にRPGのダンジョンの世界だ。
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後で「早朝に行ったら、全然人がいなくて人気のない観光スポットなのかと思った」という話を聞いた。(当然実際はそんなことなく、早朝だから人がいなかっただけである)
うわー羨ましい早朝に行けばよかった・・・。人がいない状態でこの風景見れたら最高だったろうな・・・。

ちょうど人がいなくて、静寂に包まれた隠れ家的スポットを味わえた場所。
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一番奥にあったパゴダ。ボスが出てきそうな感じ・・・。
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一通り回って満足したので、駐車場に止まっているタクシーを捕まえてホテルに帰る。

ホテルのラウンジで談笑していた人たちに「日本の方ですか?」と話しかけられる。
なんと日本人が4人もいた!
上海出てからずっと日本語を聞いていなかったので、なんだかほっとする。(一方、限界鉄路旅行感が一気なくなってしまったりもしたが・・・)
西安敦煌トルファンシルクロードメインに回っている人、ウルムチで天池を観光してからトルファンに来た人、ウランバートルから北京経由でウルムチに飛んできた人(直行便がないから仕方ないのだろうが遠回りな感じもする)など様々だ。

話をしてたら21時になってしまったが、まだまだ空は明るい。体内時計が乱れそうだ。
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ホテルで会った人と、食事処を求めて市街地に繰り出す。 f:id:tosei0128:20190602222115j:plain

回転火鍋屋(?)を見つけたので入ってみる。
たくさん食べても50元(800~900円程度)というコスパの良さ。
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砂漠の夜って素敵ですね~。 f:id:tosei0128:20190602222119j:plain

ウイグル巡検その4に続く
everwell.hatenablog.com

ウイグル巡検その2(夜行列車で上海発~新疆入国まで)

※2019/9/29 追記
シルクロード特快(Z40)の動画をアップしました。

4/29

19時41分、シルクロード特快が上海駅を出発。

画像の青い線の上を移動します(上海~トルファン)
本記事では新疆ウイグル自治区の一歩手前の「武威」までの旅程を綴っていこうと思います。
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発車して早々、公安から質問を受ける。
新疆に何しに行くのか、いつまでいるのか、ビザは持っているのか、など。
英語が話せるので比較的スムーズにできて助かった。

落ち着いたところで夕食。 車内に給湯器がついているのでお湯は使い放題。
康師伝のカップラーメンと煮卵と鶏肉。
鶏肉が旨かった。
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上海市から江蘇省に入る。
この辺はまだ都会なのでwifiがよくつながる。
同室の人が騒がしいので、廊下に移動。
廊下についている簡易椅子に座って車窓を楽しむ。
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蘇州駅
写真じゃわかりにくいけど奥の青い線が綺麗
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無錫駅
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常州
一名乗車してきた人が同じ部屋に来る。(この人もウルムチまで乗るっぽい)
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移動しながら現在地を調べるのって楽しい! f:id:tosei0128:20190516210135j:plain

南京駅
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南京駅を過ぎると急にwifiがつながらなくなった。
江蘇省までは都会、そっから先は田舎ということだろうか。
南京過ぎてすぐに長江を超えるのだが、暗くてよくわからなかったのが惜しい。

気づいたら皆寝静まっていた。さて、我も寝るかなー。
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4/30

午前5時ごろ目が覚める。ここはどこだろうと思いつつ撮影。 (後で振り返ったところ鄭州駅かと思われる) f:id:tosei0128:20190516205251j:plain


改めて起床。午前7時ぐらい。
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どこだこの田舎は?
同じような田園風景が延々と続く。
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車内販売の弁当を購入。日本円で300円ぐらい。
饅頭は餡無し。加えてプレーンのおかゆと炭水化物が若干強い。
おかずは味付けの濃い野菜と卵。
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時刻表によると現在は洛陽と西安の間みたいだ。
(田舎過ぎてwifiがつながらないので、正確な場所がわからない)

西安までひたすら車窓に張り付く。
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三門峡のあたりでwifiがつながったので現在地を取得
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ひたすら駅と風景撮影に専念する。
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兵馬俑って英語で「Terra Cotta Warirors」っていうんですね~(小さすぎて見えないけど奥にそう書いてある) f:id:tosei0128:20190521223923j:plain

西安東駅まで来た(結構小さい駅でびっくりした) f:id:tosei0128:20190521223045j:plain

西安着。
数分程度ホームに出れるようなので、急いで撮影。
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西安を出発後、お昼の弁当を購入。
これで500円ちょっと。左の謎の炒め物が旨かった。
さすが中華料理、容赦なく唐辛子や花椒が使われている。
間違えて食べないように丁寧に取り出す。(激辛は苦手)
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西安-宝鶏はのどかな田園風景が広がる。
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宝鶏駅 f:id:tosei0128:20190516212454j:plain

宝鶏ー天水は限界鉄路オタクが唸るような車窓風景広がる山岳地帯。
この山岳地帯を貫く高速鉄路で突っ走る。
非常に気持ちがいい。
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途中で見た道路案内板に
蘭州 418km
天水 132km
とか書いてあって、スケールが違うなと思った。

天水駅
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天水を過ぎると草木がほとんど生えない真っ赤な大地が広がる。

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頭痛がひどい。
後で調べて分かったのだが、蘭州は標高2000mを超える高原都市
要するに高山病にかかったようだ。

蘭州市
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蘭州駅を過ぎたところで広大な川
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夕食も車内販売の弁当
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この後、日が沈んで真っ暗になった。

武威駅
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次の駅に着くときには年号が変わっている。武威が平成最後のチェックインか。
さて、日本は1時間進んでいるからあと少しで令和になるのだろうか。
明日はよい令和の初日の出を見れるといいな。寝ようか。
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ウイグル巡検その3へ続く
everwell.hatenablog.com

ウイグル巡検その1(入国~上海市内観光~出発)

4/28-5/5ウイグルに行ってました。
これから数日かけてウイグル巡検の記事を書いていこうと思います。

4/28

自宅を出発し仙台空港へ。
CA156 仙台1525→1755上海浦東の便で中国へ
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米沢市周辺
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鳥取市周辺(黄色いのが鳥取砂丘)
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地形を見ながら今どこら辺にいるのか想像するのは楽しい。
多分、宮城>山形>北陸>丹後半島沖>中国地方>北部九州>五島列島東シナ海>中国大陸
という感じで移動していたと思われる。

海浦東空港着。
黄砂、スモッグ、PM2.5なのかわからないが、視界が悪い。
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上海トランスラピッドに乗車して竜陽路駅へ向かう。
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現在の速度が表示されている。
新幹線に乗ってるような気分だ。

竜陽路駅で地下鉄2号線に乗り換える。
地下鉄でホテルの最寄り駅まで移動。

海浦東空港駅

(上海トランスラピッド)

竜陽路駅

(2号線)

世紀大道

(9号線)

陸家浜路

日本と違って地下鉄が番号なので分かりやすい。

ホテル着。これで5300円程度。すごい。
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初めて蘭州牛肉麺を食べました。ウイグル行く前なのにすでにシルクロード気分。
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4/29

ホテルの朝食
ソーセージが八角臭くて、台湾行った時を思い出した
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今日はシルクロード特快(ウルムチ行きの夜行列車)に乗る日だ。
とはいえ出発時間は19:41なのでだいぶ余裕がある。

夜まで上海市内を観光する。

まずは田子坊。インスタ映えする街並みだ(やってないけど)
歩き回っているだけで楽しい
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地下鉄で手軽に行けるし、お土産屋や軽食屋やアトリエがたくさんにあるし、比較的治安がいい地域なのでおススメ

その後は蛙来哒(店の名前)にてカエル鍋を食べた。
(本当はウサギが食べたくて兔当家日月光店に行きたかったのだが、見当たらなかったためその場の勢いで見つけたカエル料理屋に入った) f:id:tosei0128:20190516002317j:plain

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鶏肉と白身魚の中間みたいな淡白な味わいとプリプリとした食感が旨かった。
串焼きはスパイシーな味付けがされてて何本でも行けそうな感じ(1本しか頼まなかったけど5本くらい頼んでもよかったかな・・・)

時間がまだまだあるので、外灘と豫園方面の観光に。

曇っていて上海タワーの頂上部がよく見えない。
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現地の人に話しかけられた。聞くと昔茨城の土浦に住んでたという。
話しかけられた当初はびっくりした(詐欺かなんかだと思った)が、ただの善良な一般市民で安心したり心を打たれたり。

豫園はこの辺だけ好みな感じだった。 豫園の他のスポットは観光客がたくさんいたり、以下にも観光地っぽい感じで微妙だった。
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白雲観という上海最大の道教寺院に寄ってみた。
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やはり誰もが行くようなメジャーな観光地よりも、こういう穴場の方が面白い。
道教寺院なんて日本人にとっては珍しいしね。

夕方になったので上海駅へ向かう。
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上海駅にてAraChinaで予約しておいた切符を受け取る。
隠している箇所には名前、パスポート番号が表示されている。(中国の鉄道・高速鉄道は実名制のため)
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切符受け取りや乗車前の買い出しをしていたらあっという間に19時を過ぎていた。
シルクロード特快の乗車が始まった。
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本車両には
・軟臥(扉付きコンパートメントの個室・柔らか2段ベッド)
・硬臥(扉なし・ガチガチで窮屈な3段ベッド)
・硬座(別名地獄・知りたい人は「硬座地獄」で調べるといいね)
の3種類の座席がある。

私が予約した席は軟臥(一番高級な席)だ。
上海からウルムチまで乗り換えなしで移動できるうえ、車内で2泊と移動と宿泊を同時にできる。
その上日本ではほとんど味わえない夜行列車の雰囲気を楽しむことができる。
それでなんと日本円にして約2万円!素晴らしい。

私の席は2段ベッドの上段。
同室の人はみなウルムチまで行くみたいだ。

19時41分、上海駅を発車。これから2日かけてトルファンへ向かう。
ウイグル巡検が始まる。

ウイグル巡検その2へ続く everwell.hatenablog.com

ウイグル巡検行きます

明日から中国行きます。
実は2月頭の時点で仙台-上海の往復便は抑えていたのだが、4月半ばぐらいまでどこに行こうか決めてなかった。

そんな今回の中国旅行の行き先は、新疆ウイグル自治区
2泊3日の夜行列車の旅と、砂漠と中央アジア的な街並みにひかれていくことを決めた。

具体的なプランは以下の通り。

4/28
仙台>上海
上海で宿泊

4/29
夜まで上海市内観光
田子坊とか朱家角とか行きたい
夜、シルクロード特快(上海からウルムチまで2日かけていく夜行列車)に乗車
上海からトルファンまでの長い長い移動が始まる

4/30
終日シルクロード特快内で過ごす
令和改元の瞬間を砂漠のど真ん中を走る夜行列車内で過ごしていることだろう・・・

5/1
トルファン
この日は交河故城に行きたい

5/2
終日トルファンで過ごす
べセグリク千仏洞、高昌故城、葡萄溝を見に行きたい

5/3
夕方までトルファンで過ごす
トルファン郡王府、ミナレットなどイスラム教っぽい施設を見に行きたい
夕方、鉄道でトルファンからウルムチに移動

5/4
ウルムチで観光
新疆国際大バザール、紅山公園、楼蘭の美女が見れる博物館に行きたい
夕方に飛行機で上海に移動

5/5
上海>仙台
帰国

上海-ウルムチの移動ルートはこんな感じ
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これは前回のニュージーランド巡検とは比べ喪にならない大移動だ・・・!
everwell.hatenablog.com

家庭菜園経過報告(2019年4月)

室内栽培

リーフレタス

成長のいい苗の葉っぱが大きくなってきたので、ちぎって食べた。


レンタル菜園

畝を作って、ハツカダイコンとほうれん草を植えた。

連休明けには発芽してるといいな・・・。
それから連休明けたら、夏野菜を植える予定。
トマト、ししとう、ゴーヤなどいろいろ考え中。

家庭菜園経過報告・4月から露地栽培始めます(2019/2/9~2019/3/16)

everwell.hatenablog.com 前回に引き続き。
現状はこんな感じです。

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リーフレタス

2019/2/17

倒れ始めた。またもや徒長か?
土寄せをする。
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土寄せ後は順調に成長中。

2019/2/20

2019/2/25(上) 2019/3/2(下)

2019/3/9(上) 2019/3/16(下)

2/10と2/23に植えたリーフレタスも順調に成長中。楽しみ。

ハツカダイコン

2019/2/9

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このときは結構いい感じだったが、その後結局しおれてしまった。

2019/3/9

順調に成長中の株を1つ残してすべて抜いた。
左奥のプランター3つにハツカダイコンを植えた。再挑戦。

春菊、ほうれん草

最近成長が止まり気味。苦土石灰を蒔いてないせいか?
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イタリアンパセリ

徒長気味だが成長はしているようだ。対処法が分からないのでとりあえず放置。
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今日レンタル菜園を下見してきて、4月から半年間借りることにしました。

ということで、4月から露地栽培が始まります。
使用可能な面積はなんと10m2、南向きで日当たり良好、腐葉土自由に使用可と非常に良好な栽培環境!
何を育てようか期待が膨らむ。

この菜園ではトマトナス白菜を昨年植えているので、ナス科とアブラナ科は避けたい。
あとはそこまで土が深いわけではないので根菜は難しそう。
でも、逆に言うとそれ以外だったらどんな野菜でも栽培可ということ!今考えているのは、

・紫蘇
・ネギ
・つる無しインゲン
・枝豆
・ゴーヤ
・春菊
・ほうれん草

ただ、春まき秋まき両方やるので輪作できるように考えて、植えたほうがいいかも。
4月頭までに春まきの計画を立てるか~。

最果てを体感させてくれる秘境駅・尺別駅での思い出

本日2019年3月16日、思い出の駅が一つ増えた。
北海道釧路市にある根室本線「尺別駅」が99年にわたる歴史に幕を閉じ廃駅となったのだ。
この駅は私にとって思い出深い駅だ。 f:id:tosei0128:20190316153245j:plain




2014/12/29、年末の北海道旅行の途中で私は尺別駅に訪問した。

主要道から大きく外れており、静かだ。聞こえるのは風と波の音。
駅舎の周りに広がるのは果てしなく広がる原野 f:id:tosei0128:20190316121108j:plain

荒涼とした風景がたまらない

しばらく歩くと、太平洋へ続く道が現れた f:id:tosei0128:20190316121448j:plain

海側から尺別駅を眺める f:id:tosei0128:20190316153703j:plain

そして太平洋へ f:id:tosei0128:20190316153545j:plain

日本の東の果てに位置する釧路の日没はとても早い。(この時点で15時56分である!)




またあの壮大な風景を見たい。
2015/7/18に再訪した。

太平洋へ向かう
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夏は海霧が立ち込めて幻想的だ
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千島海流に流されてきたのだろうか
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大阪は連日真夏日でうだるような暑さだ。
一方釧路の最高気温は23度!
海霧と海風の影響で、涼しいを通り越して「寒い」。(7月だというのに)

これが最後の尺別訪問となった。




私は全国各地の秘境駅を訪問してきた。その中でも、なぜ尺別がこれほど心に残っているのだろう。
私は「世界の最果て」を思わせるような風景が好きだ。
尺別は最も「最果て」を体感させてくれる駅だったのかもしれない。
一面に広がる原野、点在する廃屋、草の匂い、風・波・鳥・そして時々通過する汽車の音以外に余計な音が一切聞こえない世界、冬の早すぎる夕暮れ、夏の気持ちよい海風と幻想的な海霧・・・。

そういえば、まだ「尺別の丘」に行ったことがなかった。
いつか行けたら良いな。尺別駅が無くなっても、尺別で見た壮大な風景が無くなるわけではないのだ。